大阪市【CNP認証取得にかかる推進事業(ヤード照明のLED化)補助金】

2024年4月より、大阪市では、大阪市CNP認証取得にかかる推進事業(ヤード照明のLED化)補助金の申請の受付が開始されました。
今回のコラムでは、脱炭素化の促進を目指す本補助金の概要について紹介します!

CNP認証取得にかかる推進事業とは?

脱炭素社会を目指す「2050年カーボンニュートラル」の一環として、このカーボンニュートラルポートの取り組みが全国的に進められています。

本補助制度は、大阪港の中核施設である夢洲コンテナターミナルにおける脱炭素化を促進し、
CNP(カーボンニュートラルポート)形成を推進、「ゼロカーボン おおさか」の実現に貢献するとともに、
令和6年度以降に国が本格運用を開始する予定の「港湾のターミナルの脱炭素化の取組に関する認証制度」における認証取得をめざすことを目的とするものです。

CNP(カーボンニュートラルポート)とは?

カーボンニュートラルポートとは、国際物流や産業の拠点である港湾において、温室効果ガスの排出ゼロを目指す取り組みであり、
脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や水素・アンモニア等の受入環境の整備等を図るカーボンニュートラルポートの形成を推進しています。

具体的には、港湾で使用される船舶や設備のエネルギー効率を向上させ、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを活用することで、物流活動が環境に与える負荷を軽減することが目指されています。

CNP認証において評価がなされる脱炭素化の取組例について紹介します。

○ターミナル等における貨物の取扱等に関する脱炭素化の取組例

  ・荷役機械(ガントリークレーン、トランスファークレーン等)の脱炭素化

  ・ヤード照明の脱炭素化(LED化等)

○ターミナルを利用する船舶や車両の脱炭素化に資する取組例

  ・陸上電力供給機能、低炭素燃料供給機能の導入

  ・ゲート前渋滞の緩和等に資するゲート予約システムの導入

上記のような取組がある中、本補助金制度は、ヤード照明の脱炭素化に特化した取組です。

補助金の額、上限額は?

対象経費のうち、国・大阪府・市町村等から交付を受けた補助の額を差し引いた金額の3分の1
(令和6年度予算の範囲内において市長が定める額)

また、補助の対象となる経費は、令和7年3月 14 日までに完了する夢洲コンテナターミナルにおけるヤード照明(国が所管する照明を除く)の LED 化に要する費用(設計費用・工事費用)となります。

補助対象者は?

夢洲コンテナターミナルにおいてヤード照明のLED化を実施する個人事業主/組合・団体等/法人

申請に必要なものは?

申請には以下の書類を大阪港湾局計画整備部事業戦略課(大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル ITM棟10階)に持参する必要があります。

1.事業計画書
2.収支予算書
3.設計・工事見積書または設計・工事契約書の写し
4.設計・工事内訳明細書
5.設計・工事仕様書
6.その他市長が必要と認める書類

スケジュールは?

申請受付期間:2024年4月1日~12月27日

交付決定: 交付の申請が到達してから30日以内に審査が行われ結果の通知が届きます。

実績報告:事業が完了したときは、補助金実績報告書及び以下5項目の書類を事業が完了した日の翌日から起算して10日以内又は令和7年3月14日のいずれか早い日までに提出しなければなりません。

1.補助金の交付決定額とその精算額
2.収支決算書
3.補助事業の実績(補助事業の効果が検証でいるもの)
4.補助事業にかかる契約書(最終設計変更)の写し
5.その他市長が必要と認める書類

補助金制度を上手に活用し、資金面のサポートを受けながら、夢洲コンテナターミナルにおける脱炭素化の取り組みに貢献しましょう!
申請を検討中の企業のみな様、ぜひサポート行政書士法人に一度ご相談ください!

※この記事は2024年9月時点での情報を基にしています。申請時期や補助内容に変更がある場合がありますので、ご注意ください。
補助金内容によっては弊社で対応できない場合もあるのであらかじめご了承ください。