2024年10月21日、中小企業庁から「省力化投資補助金」に関する重要なアップデートが発表されました。
今回は、新たに追加された補助金対象のカテゴリーについて詳しく解説します。
また、現時点で存在する主要なカテゴリーも振り返ります。
直近追加のカテゴリーについて
今回のアップデートでは、主に印刷業、製造業向けの下記9件が登録されています。
・印刷紙面検査装置 →商品登録0
・鋳物用自動バリ取り装置 →商品登録0
・自動調色システム →商品登録0
・蛍光X線膜厚測定器 →商品登録0
・自動裁断機 →商品登録0
・原材料自動計量混合搬送装置 →商品登録0
・トムソン加工自動カス取り装置 →商品登録0
・印刷用紙反転機 →商品登録0
・5軸制御マシニングセンタ ←10/21追加!
現時点では、商品登録および販売事業者の登録がまだゼロという状況です。
しかし、これはあくまでスタート地点。今後、確実に登録が進み、登録製品の充実化が期待されます。
既存カテゴリーについて
つづいて、現時点で商品登録が複数されているカテゴリーを対象業種と共に紹介します。
・清掃ロボット →商品登録6 サービス業、宿泊業、製造業、小売業等
・配膳ロボット →商品登録2 飲食サービス業、宿泊業等
・自動倉庫 →商品登録3 倉庫業、卸売業、小売業、製造業
・検品・仕分システム →商品登録2 倉庫業、卸売業、小売業、製造業
・無人搬送車(AGV・AMR)→商品登録11 倉庫業、卸売業、小売業、製造業
・コンベクション オーブン →商品登録83 宿泊業、飲食サービス業、小売業、製造業
・券売機 →商品登録32 飲食サービス業
・自動チェックイン機 →商品登録3 宿泊業
・自動精算機 →商品登録2 飲食サービス業、小売業
・タブレット型給油許可システム →商品登録9 給油
・測量機 →商品登録1 建設業、専門・技術サービス業
・丁合機 →商品登録2 製造業、倉庫業、卸売業、小売業
・印刷用紙高積装置 →商品登録10 印刷・同関連業
・インキ自動計量装置 →商品登録1 印刷・同関連業
・段ボール製箱機 →商品登録1 製造業
自動化技術は、労働力不足や作業の効率化を図るために欠かせない要素です。
サービス業における無人化システムや工場の生産ラインにおけるロボット導入、包装・仕分け作業の自動化装置などが対象となっています。
技術や装置の導入により作業時間の短縮や品質の安定化が図れ、人手による負担が軽減されます。
ほぼ受け取れる?採択者数見込
政府の発表によれば、2026年9月末までに12万件程度の採択が予定されていました。現在は随時申請に切り替わっています。
省力化投資補助金の令和5年度の採択見込みは2万件、そのあと4万件と来年3月にかけて合計6万件の想定がされていましたが、
実際は令和5年度が0件となっており、令和6年度もかなり少ないと予想されています。
また、中小企業等事業再構築基金の活用等含めた予算の総額5000億円のうち、
省力化投資事業ではもともと1000億円の補助予算がついていましたが、申請件数が伸びておらず、予算が余っている状態であると予想されています。
以上のように、応募者が政府の予想をかなり下回っていることや、予算の大幅な余りがあるので、窓口は広く、きわめて高い確率での採択が見込まれます。
今後の動きは?
申請者数が政府の予想を下回っており、要件を緩和・変更し当補助金の促進を図っている状態です。
今後も要件の変更が見込まれるため、新しい情報が出次第、こちらのコラムでもお伝えしていく予定です!
予算に余裕のある今が、採択を掴む絶好のチャンスであると言えます!
申請をご検討中の企業のみなさま、ぜひ一度サポート行政書士法人へご相談ください!
※この記事は2024年11月時点での情報を基にしています。申請時期や補助内容に変更がある場合がありますので、ご注意ください。
補助金内容によっては弊社で対応できない場合もあるのであらかじめご了承ください。