【東京都】インキュベーション施設支援機能強化事業

インキュベーション施設支援機能強化事業は、東京都と公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する事業で、
インキュベーション施設の支援機能を強化することを目的としています。

今回は、インキュベーション施設やその支援内容について解説していきます!

インキュベーション施設とは?

インキュベーションとは、起業家の育成や新しいビジネスの支援を行うことで、英語で「卵が孵化する」という意味に由来します。

インキュベーション施設とは、スタートアップ企業や新規事業を始める企業に対して、
成長をサポートするためのオフィス空間や関連サービスを提供する施設です。

インキュベーション施設では、事業計画の作成や事業戦略、特許管理のノウハウ提供、
人材採用支援など、起業や事業創出を支援するさまざまな機能が提供されています。

ビジネスに関する包括的な支援を通じて、起業初期のリスクを低減し、事業成長を支援する重要な役割をインキュベーション施設は担っています。

インキュベーション施設支援機能強化事業とは?

東京都は、都内インキュベーション施設による支援機能の向上により、施設に入居する起業家への支援の質を高め、
起業家の裾野拡大及び成長を強く後押しするため、インキュベーション施設運営事業者(インキュベーター)を中心とした
連携コミュニティ(※)を運営しています。

当事業は、インキュベーション施設の支援機能の更なる強化を目的に、
連携コミュニティ登録者向けに新たな支援策の提案や、実施に必要な経費の一部を助成するものです。

具体的には以下の3つの方法で支援を行います。

(1)専門家派遣 (2)ハンズオン支援 (3)助成事業

※インキュベーション・コミュニティ(通称:INCU TOKYO)についてはこちらからご確認ください。

専門家派遣

経営相談や資金調達等の専門家がインキュベーション施設で新たに実施する起業家支援サービスの取組についてスポットでの助言等支援を行います。

経営全般、マーケティング、資金調達等の金融関係、労務管理、人材育成、
知的財産分野等さまざまな領域の専門家が、インキュベーターの状況に合わせて支援を行います。

事業者につき同一年度5回まで無料で利用できるスポット型支援となります。

申請締切:令和7年3月7日

ハンズオン支援

専門知識が豊富なハンズオン支援員がインキュベーション施設で新たに実施する支援サービスの提案や実施計画策定に関する支援を行います。
専門家が直接関わり、実務的な課題解決や業務改善をサポート支援する方法です。

申請締切:令和7年2月25日

助成事業

各施設の支援機能の底上げを図り、より効果的な起業家支援環境の実現を目的として計画書を作成したインキュベーション施設運営事業者に対して、
必要な経費の一部を(最大1,000万円)を助成します。

対象者:東京都が運営するインキュベーション・コミュニティの登録事業者であること

    上記ハンズオン支援を受け、実施計画書を作成した事業者であること

助成対象期間:交付決定日から最長1年間

助成限度額/助成率:上限1,000万円、助成対象経費の2/3

助成対象経費:新たな支援メニュー実施に係る経費(報酬、備品購入費、備品賃借料、広告費、委託費等)

詳細は東京都のホームページ、またはTOKYO創業ステーションをご確認ください。

※実際の申請はTOKYO創業ステーションより行います。

最後に

今回は東京都で行われているインキュベーション施設支援機能強化事業についてご紹介しました。

今後全国的に同様の取り組みが展開される可能性のある事業です。

申請をご検討中の企業のみなさま、ぜひ一度サポート行政書士法人へご相談ください!

※この記事は2024年11月時点での情報を基にしています。申請時期や補助内容に変更がある場合がありますので、ご注意ください。
補助金内容によっては弊社で対応できない場合もあるのであらかじめご了承ください。